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迷宮に潜り続けた日々〜「テレンガード」というゲーム
迷宮に潜り続けた日々〜「テレンガード」というゲーム
1983年のことである。
父親の買ったFM-7(富士通の発売した8ビットパソコン)を、パソコンに興味を失ったら父親から貰い受けて自分の机に持ってきた時、金もなく田舎に住んでいた自分が遊べるゲームといったら雑誌掲載のプログラム(昔のパソコン雑誌は、プログラムコードを雑誌の1コンテンツとしていた。多くはゲームだった)だった。
だがプログラムは動かないこともあったし、実際のところやりたいことはプログラミングではなくゲームだった。雑誌のゲーム紹介コーナーを見ればいろんなゲームが世には販売されていたことは知っていたが、1983年ごろ、まだまだパソコンなんて好きものの趣味にすぎず、ゲーム売り場なんてデパートのパソコンコーナーの隅にちょっとあるだけ(5本もあればいい方だ)か、電気屋のせがれが趣味でやっている範疇のパソコンショップがいいところだった。
小学生の自分がお小遣いを貯めたなけなしの金を持ってパソコンコーナーにあるゲームの中から選んだゲームがFM-7版「テレンガード」だった。
「テレンガード」はアメリカで発売されたパソコンゲームで、国内では木屋通商(今となっては実態はわからない。名前からして商社だろうか)が販売した、翻訳物のRPGである。